子どもの英語力を高める「Show&Tell」とは?

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海外旅行や留学などの機会が制限されている今、子どもの英語力を磨くにはどうしたら良いのか、お悩みの親御様も少なくないようです。

今回は、オーストラリアや欧米の幼稚園や小学校などでも取り入れられている「Show&Tell」という学習方法についてご紹介させて頂きます。

 

Show&Tellとは?

やり方はシンプルです。

まずは、一人の子どもが他の子供たちの前で、何かのテーマやモノについて発表や説明をします。

その後に、そのプレゼンテーションを聞いた子どもたちからの質問に答えるという流れです。

どんなテーマや内容について発表を行うかはすべて子どもの自由です。

正解や正しいやり方はありません。

周囲でサポートを行う幼稚園の先生や保護者たちは、子どもがスムースに発表を行えるようにサポートをしたり、積極的に褒めることで、彼らの自己肯定感を高め、その場を盛り上げます。

みんなの前で発表を行うというと、日本では子どもたちが緊張をして、言いたいことが言えなくなってしまうのではないかと不安を感じられる方も少なくないようです。

ですがオーストラリアや欧米の子供たちは、こうした場面に慣れているので、自信を持って堂々と話し、Show&Tellの機会をむしろ楽しみにしているのです。

 

Show&Tellが日本の子どもたちに効果的な理由

Show&Tellは、子どもの自己肯定感を高めるためにも非常に効果的です。

参 考) 「日本とは少し違う?子供の自己肯定感を高める5つの方法」

教育水準が高い日本の子どもたちが大人になってから英語に苦手意識を持つ理由、それは英語に対する自信のなさや、自己肯定感の低さが原因とも考えられます。

「失敗したらどうしよう」
「うまく話せるか自信がない…」

多くの場合、こういった不安や心配は英語の知識やスキルよりも、自信や自己肯定感の低さから生じているケースがほとんどです。

これからますます英語を使う必要性が高まっていく子どもたちの将来において、幼児年代などの早期から英語やネイティブとのコミュニケーションに触れ、彼らの自信と自己肯定感を高めるための体験をさせてあげることが大切なのではないでしょうか。

 

家庭でできるShow&Tellの練習方法

さて、では実際にShow&Tellを行うにはどうしたら良いのでしょうか?

ここでは、家庭でも簡単にできるやり方をご紹介したいと思います。

まずは実際の様子を見てみましょう。

 

 

プレゼンテーションと言っても、大人がビジネスの場で行うようなフォーマルな雰囲気のものではありません。

あくまで自由に、そして楽しく、インタラクティブなカタチで行うのがベターです。

子どもに何について話をしたいか考えさせ、大人たちはそれをサポートします。

気になることを質問したり、「いいね!」「可愛いね!」などと、会話が弾むようにポジティブな反応を示すことで、説明を行う子どもたちの気分を盛り上げてあげましょう。

まずは、簡単な英語を使う練習からで構いません。

自分の名前や、何について説明をするのか。また、どうしてそれが好きなのか、何を伝えたいのか、少しづつでも、英単語を用いて説明をする練習をさせてあげましょう。

英語を使ってお話ができた、褒められたという経験を積ませてあげることが、英語への抵抗感を和らげたり、自己肯定感を育むきっかけとなります。

 

いかがでしたでしょうか?

まずはご家庭でも簡単にできる、Show&Tellの練習を行うことで、子どもたちが少しでも普段から英語に触れる機会を用意してあげることが、彼らの英語力と自信を高める良い機会となるかと思います。(HelloKids事務局 Yuta)