創造力の解放としてのアート 〜 コロナ時代の「脳内トラベル」

海外渡航が自由にできないコロナ禍の現代において、私たちの創造力を刺激するような新しい土地や人々、見知らぬ文化に出会うチャンスを得ることは容易ではなくなっています。

 

こうした状況においても、日頃の思考や既存の知識の枠を越える、刺激的な体験を得るにはどうすれば良いのでしょうか?

 

大人にとってのそれがいわゆる「最先端のテクノロジー」なのであれば(例えばVRなど)、子供にとっての効果的なツールは何か。

 

もしかしたら、私たち大人は、子どもたちによりプリミティブで自然とのつながりを感じられるような方法を提供してあげることも、その有効な一助とできるのかもしれません。

 

Robina Town Child Care Centreでは、子どもたちの創造力と好奇心を解放するため、先生たちが色の素材を作り、子どもたちは大きなキャンバスに自由に筆を走らせました。

 

 

モチーフは、自由。

 

センターの隣に位置する大きな公園を見て、オーストラリアの大自然からインスピレーションを得た絵を描く子どももいれば、まさにアートと呼べるような抽象的なビジュアルを表現する子どもまでさまざま。

 

表現に正解はなく、自分の内なる衝動や好奇心に耳を傾けることの大切さを、子どもたちはもとより、先生たちも再認識できた有意義な1日となりました。

(HelloKids事務局)