オーストラリア料理と、現地の人気レストラン

オーストラリアが育んできた多文化の歴史と、変化に富んだ気候は、現地の料理にも反映されています。

また、オーストラリア料理はイギリスやヨーロッパ、アジア、中東など、さまざまな文化の影響を受け、さらに先住民の「ブッシュ・タッカー(潅木の食肉)」の流れを引き継いでいます。

オーストラリアを訪れる観光客の方々にとっては、世界一流のレストランをはじめ、あらゆるジャンルの魅力的な料理が揃っているので、飽きることなく現地での食事をお楽しみいただけることでしょう。

クリスマスには七面鳥とプディング、アンザック・デーにはアンザック・ビスケット、イースターにはホット・クロス・バンズやチョコレート・イースター・エッグなど、オーストラリアではお祝いにこのような食事は欠かせません。

また、アウトドア・ライフスタイルが好きなオーストラリア人は、ビーチでフィッシュ・アンド・チップスをつまみ、カフェで朝食を楽しみ、広い庭やテラスで友人と集まってバーベキューを満喫するのが大好きです。

一方、南方で獲れるフレッシュな牡蠣や、北方で獲れる甘みのあるバラマンディなど、オーストラリアが誇る上質な魚介類は、日本人観光客にも大変好評です。

さらに、レストラン巡りだけでなく、自分の手で獲った新鮮なシーフードを調理してもらい堪能するのもおすすめです。

オーストラリアはまた、世界有数の牛肉生産国でもあり、ブラック・アンガス牛や脂肪の多い霜降りの「和牛」など、特別な牛肉も生産されています。また、牧草を食べて育つラム肉は、穀物飼育のアメリカ産ラム肉よりも風味が強く、味わい深いとされています。

ブッシュ・タッカー(Bush Tuckerとは、オーストラリア先住民が歴史的に食べてきた、オーストラリアのブッシュや熱帯雨林で採れる伝統的な野生食のことです。彼らが食してきた動物の中には、ワニやエミュー、カンガルーなどが含まれ、クアンドング(quandong)などの果物、レモンマートル(lemon myrtle)などのスパイス、ワリガルグリーン(warrigal greens)などの野菜もよく知られています。

お気に入りのオーストラリア料理

さて、オーストラリアの伝統料理をお探しなら、下記のメニューを試してみてはいかがでしょうか?

  • Chicken parmigiana(チキン・パルミジャーナ)
    チキン・シュニッツェルにイタリア風のトマトソースととろけるチーズをかけたもので、オーストラリアのほとんどのパブで提供されている。
  • Lamingtons(ラミントン)
    四角いスポンジケーキをチョコレートアイシングとココナッツでコーティングしたもの。
  • Meat pies(ミートパイ)
    通常トマトソースが添えられ、スポーツ会場でよく食べられる。
  • Pavlova(パブロバ)
    メレンゲをベースにしたデザートで、ホイップクリームとフルーツで飾られることが多い。
  • Tim Tams(ティムタムズ)
    毎年約3,500万パックが販売されているチョコレートビスケット。日本へのお土産の定番!?
  • Vegemite(ベジマイト)
    イギリスのマーマイトに似た、イーストエキスから作られるブラウンカラーのペースト状の食品で、トーストやクラッカーによく塗られる。
  • Weet-Bix (ウィートビックス)
    全粒粉の小麦から作られた朝食用ビスケット。

オーストラリアのトップ・レストラン

「グルメ・トラベラー」誌が発表した 2023年のオーストラリア・トップ 82レストランリストには、オーストラリア全土の様々なレストランが掲載されており、クイーンズランド州にあるレストランは以下の通りです。

クーリエ・メール紙は、Brisbane のレストラン、Restaurant Dan Arnold を高く評価しており、AgnessAme sAmeDonna ChangBianca がそれに続きます。しかし、Bundaberg から Port Douglas まで、郊外にも一流のレストランがいくつもあります。

日本料理も依然として大人気で、「Delicious」誌は、Melbourne にある Minamishima Restaurant を “Absolute Tears of Joy(絶対的な喜びの涙) “と評している。Brisbane では、Sushi Room が「日本食と太平洋産シーフードの見事なコラボレーション」と評され、他にも焼き鳥の Bird’s Nest Shunsai が人気。ラーメンも人気を集めており、Taro’s Ramen Ramen Danbo といった人気店があります。

Queensland 州では、サンシャイン・コースト(Sunshine Coast)のキュレイテッド・プレート(Curated Plate)からヌーサ・イート&ドリンク(Noosa Eat & Drink)、ノース・クイーンズランド(North Queensland)のリーフ・フィースト・パーム・コーブ(Reef Feast Palm Cove)まで、さまざまなフード・フェスティバルが開催されている。

喉の渇きを癒すなら、オーストラリアではクラフトビール・シーンが盛んで、Brisbane にはさまざまな地ビール醸造所やバーがあることから、国内のクラフトビール・キャピタル と呼ばれています。

また、ワイン愛好家なら、オーストラリア南部やWestern Australia のワインの質の高さをご存知かもしれません。Queensland 州のグラニット・ベルト(Granite Beltも、その多様な品種で数々の賞を受賞しています。

一方、オーストラリアでは Tasmania を起点にジンやウイスキー業界が近年大きく成長し、今ではオーストラリア全土にその人気が広がっています。

さて、オーストラリアの料理に徐々に惹かれてきましたか?

もしも東京でオーストラリアの本場の味をお探しなら、恵比寿にある South by Terra でモダン・オーストラリア料理を堪能してみてはいかがでしょうか?

そしてその次は、ぜひ現地オーストラリアへお越しください!

(Hello Kids 事務局)