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高まる”遊びと幼児教育”の重要性
”2030年から2040年頃には、今ある仕事の大半がなくなる”
最近、このような言葉を耳にする機会が非常に増えています。
それでは、変化し続けるこれからの未来を生き抜いていくためには、どんなスキルや素養が必要なのでしょうか?
メディアアーティストで筑波大学准教授の落合陽一さんは、日本の集団教育による「平均化」に疑問を抱いており、
”これからは人とは違う「尖った」感覚を持つ人間がより重宝されるようになる”
”「尖った」子を育てるためには好きなことを(親が)止めない”
ことが大事だと述べられています。
子供にとっての好きなこと、それはまさに”遊び”に他なりません。
また、ノーベル賞を受賞したアメリカの経済学者であるジェームズ・ヘックマン教授によると、
”大人になってからの経済状態や生活の質を高める上で、 就学前教育が有効であることが実証されている”
”5歳までの教育がやる気や忍耐力を伸ばし人生を変える”
と、述べられています。
つまり、小学校入学前の幼児の時期に、”遊び”を通じて様々な学びを得ることが、子供たちの将来にとって何よりも重要であるという認識が、様々な分野の研究を経て広がってきています。
オーストラリアにおける幼児教育発展の背景とNQFについて
オーストラリア政府は2012年にNational Quality Framework(以下: NQF)という幼児教育に関する枠組みを定め、Australian Children’s Education and quality Authority(以下: ACECQA)が主体となり、質の高い教育・保育サービスの提供に取り組んでいます。
引用:Australian Children’s Education and quality Authority(ACECQA)
この枠組みが定められた背景には、サービスの改善を始め、女性の就労機会の確保により期待される経済効果、そして犯罪率の減少など、様々な方面からの必要性が叫ばれた結果、政府が国を挙げて取り組んだという経緯があります。
NQFは、オーストラリアで提供される教育・保育サービスの統制や質的評価を行う指針となるものであり、子供たちの安全や健康、幸福を育むとともに、教育的成果の向上や教育・保育サービスの継続的な改善を主な目的としています。
内容はACECQAによって管理されており、下記のようなイメージで構成されています。
この中のNational Quality Standard(NQS)では、教育・保育サービスの運営と提供に関する7つのキーとなる指標を設定しています。
サービスを提供するチャイルドケアセンターやキンダーガーデンはこれらに沿って5段階で評価をされ、適切な幼児教育を行う基盤が整っているかどうかが判断される仕組みになっています。
尚、Hello Kidsプログラムを提供しているSouthport Child Care Centre、Robina Town Child Care Centre、Mudgeeraba Early Childhood Centreではいずれも高い評価を獲得しております。
このようにオーストラリアでは国を挙げて幼児教育の質的改善が行われており、これらの取り組みや公共投資を通じて、家庭を始め地域社会や経済における持続的な利益を創出することを目指しているのです。
「2035年」の世界で求められるもの
今、幼児年代の子供たちが社会へ羽ばたく2035年頃、世界はどのようになっているのでしょうか?
”未来を予測する最善の方法は、それを発明してしまうことだ”
これは哲学者でもあるアラン・ケイ氏の言葉ですが、現代のように変化が大きく早い世の中では、もはや未来を予測することは誰にとっても不可能です。
グローバルスカイ・エデュケーション・グループでは、「世界を次に進めるために、本当に必要な人材に、本当に必要な成長を。」をミッションに掲げ、これからの未来を担う子供たちに必要な学びをデザインし、提供しています。
直営のチャイルドケアセンターをオーストラリアで運営している弊社だからこそ、高品質の教育サービスや施設環境、現場担当者を通じた一気通貫のパーソナル対応が可能な体制が整っています。
現地の日本人担当者が、お客様お一人お一人のニーズを事前に細くお伺いし、各センターのエデュケーターと随時連携しながら、オーストラリアでの体験をご不安なく、充実したものにするため最大限サポートさせて頂きます。
英語教育や異文化体験などを通じて得られることは、コミュニケーションスキルの向上や社会性の発達などにとどまらず、子供たちがこれからの未来をたくましく生き抜いていくための力や感覚を総合的に育むための絶好の機会になることと思います。
(HelloKids事務局)