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この記事をご覧になっているということは、もしかしてワインがお好きですか?
今回は世界的に有名な老舗のワイナリーから、クイーンズランド州をはじめとする新進気鋭のワイナリーまで、オーストラリア各地にあるワイナリーをご紹介致します!
クイーンズランドのワイナリー
クイーンズランド州は、幅広いツーリストを惹きつける世界でも有数の観光地としてよく知られていますが、最近は各地にあるワイナリーも大変人気です。
オーストラリアでも最も標高の高いワイン産地のひとつとして知られるグラニット・ベルト(Granite Belt)は、ゴールドコーストから気軽に車で行ける距離にあり、70以上のワイナリーがあります。
グラニット・ベルトは、豊かな土壌と豊富な農産物から、ワインと食を愛する人々の楽園として高い評価を得ています。この産地は比較的標高が高いため、フレッシュな香りと力強いボディが特徴です。
グラニット・ベルトのトップ・ワイナリーには、バランディーン・エステート・ワインズ(Ballandean Estate Wines)、ゴールデン・グローブ・エステート(Golden Grove Estate)、ヘリテージ・エステート(Heritage Estate)、ヒドゥン・クリーク・ワイナリー(Hidden Creek Winery)、シンフォニー・ヒル(Symphony Hill)などがその名を連ねています。
ブリスベンには、オーストラリア全土からブドウを調達するシティ・ワイナリーがあり、近隣にはマウント・ミーのオーシャン・ビュー・エステーツ(Ocean View Estates)やマウント・コットンのシロメ(Sirromet)などのワイナリーもあります。
さらに北にあるフレイム・ヒル・ヴィンヤードは、サンシャイン・コーストの丘の上に位置しています。
その他、サウス・バーネット(South Burnett)にあるクローブリー・エステート(Clovely Estate)、シーニック・リム(Scenic Rim)にあるカヌングラ・ヴァレー・ヴィンヤーズ(Canungra Valley Vineyards)とウィッチーズ・フォールズ・ワイナリー(Witches Falls Winery)など、クイーンズランド州には多くの老舗ワイナリーがあります。
「旅行日程にあまりゆとりがない!」という方には、ブリスベンやゴールドコーストから専用のバスツアーも用意されているので、気兼ねなくワインを楽しんでいただくこともできます。
南オーストラリアのワイナリー
南オーストラリア州のバロッサ・ヴァレー(Barossa Valley)は、オーストラリアで最も有名なワイン産地で、国内最古のブドウ畑として知られています。バロッサには150以上のワイナリーと80以上のセラードア(試飲直売所)があり、世界最古のカベルネ・ソーヴィニヨン、グレナッシュ、マタロ、セミヨン、シラーズなどのブドウの木を継続的に生産しています。
この地域はアデレードから車で1時間という便利な場所にあり、レストラン、国立公園、歴史的な村々など、その他の見どころも多数あります。
バロッサ・ヴァレーが注目される一方で、近隣のマクラーレン・ヴェイルは南オーストラリア州におけるワイン発祥の地であり、ルービック・キューブ風の特徴を持つダーレンベルグのような世界的に有名なワイナリーがあります。
マウント・ロフティ山脈(Mount Lofty Ranges)とセント・ヴィンセント湾(Gulf St Vincent)のビーチの間に位置するマクラーレン・ヴェイルは、州都から車でわずか45分。80以上のセラードアとブドウ園があります。
南オーストラリア州のもうひとつのワイン産地、アデレード・ヒルズは、冷涼な気候と標高の高さにより、他の産地とは一線を画す特徴的な味わいのワインを産出しています。
ピノ・ノワールなど、より深い味わいのワインを産出するこの地域には、アデレードからわずか8キロの場所に位置するペンフォールズのマギル・エステートなど、オーストラリアで最も有名なワイン生産者が事業を営んでいます。
ニュー・サウス・ウェールズ州のワイナリー
ハンター・ヴァレーは、オーストラリア最古のワイン産地として有名です。シドニーから車で3時間ほどのところに位置するハンターは、ティレルズ・ワインズ(Tyrrell’s Wines)など、オーストラリアで最も有名なワイン生産事業者の本拠地です。
セミヨンとシラーズという極上の品種で知られるハンター・ヴァレーには、150を超えるセラードアがあり、斬新なレストランや大自然が織りなす美食の隠れ家的なエリアとなっています。
ニュー・サウス・ウェールズ州には、ヒルトップ(Hilltops)のなだらかな田園地帯から、のんびりとしたカウラ(Cowra)地区、温暖なマジー(Mudgee)地区、サザン・ハイランズ(Southern Highlands)、サウス・コースト(South Coast)など、冷涼な気候から温暖な気候まで、異なる特徴を持つ11のワイン産地があります。
ビクトリア州のワイナリー
メルボルンの東に位置するヤラ・ヴァレーは、ビクトリア州最古のワイン産地で、1838年に初めてブドウが植えられました。ヤラ・ヴァレーは、シャルドネとピノ・ノワールの産地として有名で、この地域にはデ・ボルトリ、ファーガソン、イェーリング・ステーションなど70以上のワイナリーがあります。
メルボルンの南に位置するモーニントン・ペニンシュラでは、シャルドネ、ピノ・グリ、ピノ・ノワールを特産品として提供しており、200以上の小規模なブドウ畑と50以上のセラードアが連なっています。
メルボルンから北東へ3時間さらに足を延ばせばキング・ヴァレーがあり、プロセッコやモスカートといったイタリア品種をはじめとした、オーストラリアで最も多様なブドウ畑があるのでこちらも見逃せません。
タスマニアのワイナリー
オーストラリア最南端にあるこの島は、シャルドネ、ピノ・ノワール、スパークリングワインに最適な気候と土壌に恵まれています。ローンセストンから1時間程のところに位置するタマール・ヴァレーには32のブドウ園があり、観光客向けにタマール・ヴァレー専用の「ワイン・トレイル」が整備されています。
その他のタスマニアワインの産地には、コール・リヴァー・ヴァレー、イースト・コースト、パイパーズ・リヴァー、ダーウェント・ヴァレーなどがあり、それぞれにユニークな特徴があるので、機会があればぜひお試しください。
西オーストラリア・ワイン
西オーストラリア州のマーガレット・リヴァーは、オーストラリアで最もエレガントな味わいを持つと言われるワインを生産することで知られる、同州で最も有名なワイン産地です。
三方を海に囲まれ、世界でも最も古い土壌の上に位置するこの地域は、類まれなカベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネの産地として知られ、90以上のセラードアがあります。
ブラックウッド・ヴァレー(Blackwood Valley)、ジオグラフ(Geographe)、グレート・サザン(Great Southern)、ピール(Peel)、ペムバートン(Pemberton)、マンジマップ(Manjimup)、スワン・ディストリクト(Swan District)など多数の産地がここにも広がっています。
いかがでしたでしょうか?ワイン初心者の方からワイン通の方まで、きっとみなさまを満足させるワインがオーストラリアであなたのお越しを待っていることでしょう!(Hello Kids 事務局)