憧れのライフスタイルをオーストラリアで

オーストラリアはしばしば、「Lucky country」と呼ばれることがあります。 高い生活水準や自然が豊富な国土環境、年間を通じて過ごしやすい気候など、こう呼ばれるのにはさまざまな要因があります。 控えめに見ても、オーストラリア国⺠が世界最⾼⽔準の⽣活とライフスタイルを謳歌しているのは、この国を訪れたことがある方ならご存知かもしれません。 近年、投資銀⾏のクレディ・スイスが実施した調査において、オーストラリア⼈は世界でも有数の「裕福な」国⺠と位置づけました。 この調査によると、2020年の成⼈⼀⼈当たりの資産の中央値は23 万8070⽶ドルで、2位のベルギー(23万5550⽶ドル)、3位の⾹港(17万3770⽶ドル)を上回る結果をなりました。 同調査によると、⽇本は11位に位置し、成⼈⼀⼈当たりの資産の中央値は122,980⽶ドルでした。 また、平均値を見るとオーストラリア⼈は483,760ドルで4 位であり、⾹港、⽶国、スイスに次ぐランクに入っています。     10⼈に1⼈がミリオネア? 統計上では、オーストラリア⼈のおよそ10⼈に1⼈の割合の人々がミリオネア(純資産1億円以上の保有者)であり、約180万⼈の国⺠がこのカテゴリーに位置付けられます。 また、クレディ・スイスは、住宅及び⾦融資産の増加や継続的な経済成⻑により、オーストラリアにおけるミリオネアの数は5年以内に300万⼈以上に増えると予想しています。尚、日本では同レベルの資産を持つ人々の数はおよそ360万⼈とされていますが、人口比率を考慮する(オーストラリアは約2,500万人)と、この数値は非常に興味深いものです。 クレディ・スイスのマイケル・マー⽒は、「(オーストラリア準備銀⾏が)世界各国の中央銀⾏と連携して⾦利を引き下げたことは、2020年の世界の長者番付におけるオーストラリア人のランク変動にも大きな影響を及ぼし、国内の株式市場と住宅市場の相場上昇を促進した」と、news.com.au に語っています。また、2020年にかけて急速に進んだ豪ドル⾼も、オーストラリアの順位に⼤きく影響していると言えるでしょう。 オーストラリアは名⽬国内総⽣産(GDP)がおよそ1.7兆ドルで世界13位。3位に位置する⽇本の4.9兆ドルと⽐べても、人口比率を考えれば同程度の水準と言えるでしょう。尚、国際通貨基⾦(IMF)による推計では、⽶国が25.3兆ドルで1位となっています。 一方、世界銀⾏によると2021年の⼀⼈当たりGDPは、⽇本の約39,000⽶ドルに対し、オーストラリアは約60,000⽶ドルと、非常に高い値を記録しています。 オーストラリア国内の雇用環境に目を向けてみると、仕事も⽐較的⾒つけやすく、15歳から64歳までの約73%が有給の仕事に従事しており、OECDの平均である66%を上回っています。 2022年6⽉には、国内の失業率がわずか3.5%にまで低下し、過去48年間でも最低の⽔準となりました。 しかし、加速するインフレの影響を受けたオーストラリアの中央銀⾏による最近の利上げにより、国⺠の資産の蓄積は徐々に鈍化していく傾向にあると思われます。こうした⾦融引き締めの状況下、2022年の株式市場と不動産市場はともに下落に転じています。 […]

オーストラリアで人気の観光地をご紹介!

グレートバリアリーフやウルルなどのユニークな自然遺産、誰もが一度は目にしたことがあるシドニーオペラハウスなどの象徴的なランドマーク、メルボルンの隠れた路地裏や博物館など、オーストラリアは日本人ツーリストにとって人気のディスティネーションのひとつです。 2019年、オーストラリアで日本人観光客が最も多く訪れたのはシドニーが最も多い43%、次いでクイーンズランドエリアが25%、メルボルンが20%となっています。 今回はダウン・アンダー(南半球)へのご旅行や留学を計画されている方に向けて、オーストラリアで人気のエリアや関連情報をご紹介致します。         シドニーオペラハウスとハーバーブリッジ 世界的に有名なシドニーオペラハウスとシドニーハーバーブリッジは、港町の象徴として、多くの観光客を魅了しています。 「20世紀の建築の傑作」と評されるシドニーオペラハウスは、その設計レベルの高さと特有の建設方法が評価され、2007年にユネスコ世界遺産に登録されました。 同様に、シドニーハーバーブリッジは、世界で最も大きなアーチ型鉄橋であり、世界で最もよく知られたランドマークの一つです。 オーストラリア最大の都市シドニーには、他にもタロンガ動物園や有名なボンダイビーチ、国立公園、博物館、美術館など、様々な観光名所があります。 歴史を振り返ると、シドニーには、少なくとも5万年前から先住民族アボリジニが居住していたとされています。 1770年、イギリスのHMSエンデバー号がボタニー湾に停泊し、1788年にイギリス人の入植が開始され、この地がオーストラリアで最も古いヨーロッパ人の入植地になりました。      グレートバリアリーフのあるクイーンズランド州北部エリア 宇宙からもその青さが見えると言われる世界遺産のグレートバリアリーフは、世界最大規模を誇るサンゴ礁の生態系エリアです。 クイーンズランド州北部のヨーク岬から南部のバンダバーグまで広がるこの広大なリーフには、約3,000 種以上のサンゴ礁や1,600種の魚類、900の島が点在しています。 また、このエリアには世界有数のダイビングスポットやシュノーケルスポット、手つかずの熱帯雨林が広がる国立公園、真っ白なビーチを誇るリゾート地など、観光客にとって魅力的なスポットが数多くあります。   […]

ご感想を頂きました!【HelloKids Trainee】

グローバルスカイ・エデュケーションが運営しているchildcare centreでは、お子様の体験入園(HelloKids)だけでなく、保育士の方向けの現地実習プログラム、HelloKids Traineeをご提供しております。 このプログラムは、日本で保育士としてのキャリアアップを目指す方のみならず、海外の幼児教育について学びたい方、国際的に保育士として活躍したい方など、様々な目的をお持ちの方へ向けた内容です。 *オーストラリアのチャイルドケアセンターへの就職を保証したり、CertificateⅢ及びDiploma等の資格を取得できるプログラムではありません。 今回は日本から新たに2名のお客様にご参加頂き、感想を伺うことができましたのでご紹介させて頂きます。 「本当はワーキングホリデーでオーストラリアへ時に参加する予定だったHelloKids Trainee(保育士実習プログラム)。帰国後に参加しなかったことをずっとできなくて後悔していたんです。 今回再びオーストラリアへ来ることができたのですが、スケジュールの関係でなかなか難しく、半ば諦めていました。 そんな時、グローバルスカイ・エデュケーションさんがゴールドコーストで運営しているSouthport Child Care Centreさんで、1日からでも保育実習に参加できることを知りました! 短い時間でしたが、参加することができて本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 日本とオーストラリアの保育(方針)の違いや、環境の違い、そして英語で業務を行う難しさも含めて良い勉強になりました。 実習中は、もっと自分から積極的に動きたかったのですが、緊張と慣れない英語での業務への不安でなかなか率先して動くことが出来ず、正直少し申し訳なさも感じました。 今回HelloKids Traineeに参加をさせて頂いて、やっぱりいつかはオーストラリアの幼稚園で働いてみたいという思いと、英語の勉強を頑張ろうという気持ちが一層強くなりました。」(Minami Ochi さん)     […]

変革の時代と子どもたちのキャリア形成

2022年、今年はどんな年になるでしょうか。2019年に始まったコロナウイルスによるパンデミックも、見方は様々ですが既に社会との共存が徐々に進んできたように思います。今年こそは海外旅行や留学に、そうお考えの方も少なくないのではないでしょうか。 変化の加速する社会をどう生きるか? さて、昨今はVUCAの時代と言われています。テクノロジーの発達や社会・環境の変化が過去のどの時代よりも大きく、そして早くなっている現代。今の子どもたちが社会へ出ていく今後10年〜20年間でこの傾向はますます加速していくものとみて間違いありません。 Volatility(変動性) Uncertainty(不確実性) Complexity(複雑性) Ambiguity(曖昧性) 日本は豊かな自然に恵まれた国ですが、一方で災害リスクも少なくありません。内閣府の調査によると今後30年以内にM7.5前後の地震が発生する確率は99%に上り、南海トラフ地震は70%〜80%、首都直下地震は70%の確率で起こることが予測されています。 また、経済面に目を向けると今後各国のGDPランキングにおいても大きな変化が予測されています。PwC(プライスウォーターハウスクーパース)の調査によると、2021年時点で日本のGDPは世界第3位でしたが、2050年には8位と大きく後退し、代わりにインドやインドネシア、ブラジルなどが日本よりも上位にランクインしてくると見られています。 2021年 1位 米国 2位 中国 3位 日本 4位 ドイツ 5位 イギリス 6位 インド […]

日豪オンライン交流を行いました

今日のRobina Town Child Care Centreでは、日本のHOPPA世田谷経堂の子どもたちとZoomを活用したオンライン交流を行いました。 これまで定期的に行ってきたこの取り組みですが、次第に子どもたちも慣れてきたのか、リラックスした様子で当日を迎えました。     お互いの国の食文化について、ゲーム形式で楽しく一緒に遊びながら学びを深めることで、日本の子どもたちにとっても現地の英語に触れる良い機会となったようです。 どうやら私たち大人が考えている以上に、彼らはお互いの国の料理や文化についてもしっかりと把握しているようですね😀 実際にお互いの国を行き来できるようになるのは来年になりそうですが、今はそれまでに少しでも知識や想像力を働かせて、イメージを膨らませておくのにいい時期なのかもしれません。(HelloKids事務局)    

プレゼンスキルを伸ばすオーストラリアの教育方法とは?

オーストラリアの子どもたちは、どうしてクラスメートや同級生の前で、緊張もせずに堂々と話すことができるのか不思議に思ったことはありませんか? その答えは、オーストラリアの教育システムにあるのかもしれません。 オーストラリアの教育システムでは、言葉や文章によるコミュニケーション能力の発達に重点が置かれています。 学校の授業でもパブリック・スピーキングの機会は早い時期から設けられており、幼稚園児においても、話す、聞く、そしてそれ以外の表現を含むコミュニケーション・スキルを身につけることが求められています。 クイーンズランド州教育課程評価機構(QCAA)は、「コミュニケーション能力は、子どもたちが自分の考えや感情を表現したり、質問したり、学んだり、他人とつながり交流したりする能力を含め、子どもたちの日常生活の基本である」と述べています。 QCAAは、子どもたちがバーバル・コミュニケーション・スキル(言語によるコミュニケーション)を高めることで、自己肯定感の向上、他者との関係改善、教室での学習能力、学業成績の向上などのメリットがあることも指摘しています。 バーバル・コミュニケーション・スキルを養うために教師が用いる手法としては、子どもたちに物語を読み聞かせる、詩を書かせる、質問をする、ディスカッションをする、アプリなどのテクノロジーを使うことなどが挙げられます。 これは、幼児が耳にする言葉の量(単語の数など)と質(文章の複雑さなど)が、その後の言語能力や読み書き能力の基礎になるという研究結果に基づいています。 小学校と高校では、日本語、フランス語、ドイツ語などの外国語を学ぶことで、コミュニケーション能力をさらに高める機会が用意されています。クイーンズランド州のブリスベンにあるWeller’s Hill State Schoolなどでは、日本語とその文化を深く体験するためのイマージョン・プログラムを実施しています。 また、ディベートやその他の競技を通じて、人前で話すことも学びます。ブリスベン州立高校では、「ディベートは自信を育み、参加者には他人の話を聞き、他人の視点の正当性を理解することが求められる」と述べています。 これらは競争的な意味を含むイベントですが、ブリスベン校は、”生徒たちはチームとして協力すること、聴衆の前で話すこと、自分の主張を明確にすること、相手の主張を聞き、理解し、分析し、反論すること、そして最後には相手と握手することを学ぶ “ことの重要性を指摘しています。 また、オーストラリアの学校では、評価プロセスの一環として、パワーポイント、ポッドキャスト、ボッドキャストなどのテクノロジーを使った口頭および視覚的なプレゼンテーションを行っています。生徒は、先生やクラスメートに口頭で自分の考えを発表し、そのパフォーマンスを評価されます。 オーストラリアの教室では、教師に質問することが奨励されており、他の生徒と討論することも珍しいことではありません。生徒は手を挙げて発言の許可を得ることが求められ、日本の一般的なクラスルームの様子と比較してみても、このような議論はより活発に行われていることと思います。   日本の学校における教育環境の特徴 コミュニケーションを重視するオーストラリアの教室は、生徒が話すことを抑制されるような雰囲気を持つ伝統的な日本の教室の様子とはやや異なります。 レスター大学のジム・キング氏は、日本の教室における「科学の壁」は、心理学、文化、教育方法など、さまざまな要因によるものだと主張しています。 日本の英語の授業の様子を調査した際、キング氏は多くの生徒が自分の英語力が不十分であることに「精神的な恐怖」を感じていることを発見しました。 […]