オーストラリア vs フィリピン | 親子留学プログラムの比較

海外での親子留学を検討されている方にとって、教育環境や生活の質、そして英語学習の機会は重要なポイントです。最近では、低価格で親しみやすい文化が魅力のフィリピン、特にセブなども人気の親子留学先として注目されています。しかし、オーストラリアは教育の質、安全性、多文化社会といった面で非常に高い評価を得ており、親子での留学に最適な選択肢といえるでしょう。以下に、教育の質、安全性、生活環境、費用、英語環境、文化的体験、サポート体制を比較し、オーストラリアの親子留学のメリットをご紹介します。 教育の質:オーストラリアの親子留学で学べる安心の環境 オーストラリアは、教育水準が高い国として世界的に評価されています。たとえば、QS World University Rankingsの2025年版では、メルボルン大学が13位、シドニー大学が18位、オーストラリア国立大学(ANU)が30位にランクインしています。こうした教育の質の高さは、国全体に影響を及ぼし、幼児教育にも良い影響が見られます  。 オーストラリアの幼児教育は、Australian Children’s Education & Care Quality Authority (ACECQA) の厳格な管理の下で提供されており、National Quality Framework (NQF)に基づく高い基準が確立されています。このような制度によって、オーストラリア全土の幼児教育施設が統一された教育の質を保ち、安心して子どもを預けられる環境が整っています。 一方で、フィリピンも最近では親子留学の人気が高まっており、特にセブなどでは英語教育のコストパフォーマンスが良いことで知られています。しかし、フィリピンの教育の質は学校や地域により差があり、特に幼児教育ではオーストラリアのような一貫した管理基準が設けられていないことが課題です。親子で安心して高品質な教育を受けたい方には、オーストラリアが適しています。 安全性:安心して親子留学ができる国 オーストラリアへ親子留学をする際の大きな魅力の一つは、安全性の高さです。Global […]

バイリンガルの子どもを育てる4つのメリット

親なら誰しも、自分の子どもに最高の教育を受けさせたいと考えています。多くの学術研究では、外国語を日常的に使用する環境を子どもに用意してあげることが、特に第二言語の習得においては大きなアドバンテージをもたらすことを示唆しています。ここでは、バイリンガル教育のメリットについてお伝えしていきたいと思います。 1. 認知的能力におけるメリット 二つの異なる言語を操る子どもたちは、単一の言語を話す仲間と比べて、異なる言語構造や社会的文脈を理解する能力やマルチタスク、創造力、問題解決能力、記憶力などが向上することが多いと言われています。 ニュージーランドで行われたある研究では、バイリンガルの子どもたちが、情報処理を主とする課題において、非バイリンガルの子どもたちよりも優れた成績を収める傾向にあることが明らかになりました。さらに、これらの傾向は社会経済的な背景によらず、すべてのバイリンガルの子どもたちに及ぶことが示されています。 これらの認知的能力におけるアドバンテージは、将来どのようなキャリアやライフスタイルを追求する場合でも、明確なメリットをもたらすと言えます。 2. 学業成績の向上 バイリンガルの子どもたちは、学校の成績においても多くのメリットを享受しています。例えば、音楽(楽譜の学習や理解)、コーディング(新しいプログラミング言語の学習)、さらには第三言語の学習においても優れた能力を示すことがあります。 さらに、バイリンガルの子どもたちは数学(問題解決能力や新しい概念の理解力の向上)、科学(記憶力や情報処理能力の向上)、社会(文化的な経験の豊富さ)においても優れた成績を収めることが研究で示されています。 3. 文化的・社会的意識 海外での生活は新しい文化や価値観、習慣などに触れる機会が多く、第二言語をスムースに習得できるだけでなく、子どもたちは社会や周囲の世界に対する理解を深めることができます。 これは、特にグローバル化が進む今日の世界においては非常に重要なスキルです。これらの文化的・社会的なスキルは、子どもたちの環境適応能力や社会的な文脈に対する認知力、異なるバックグラウンドを持つ人々への理解、さらにはネットワークの構築や新しい友人を作る能力などを高めることができます。 4. キャリアの拡大 また、バイリンガルとしてのスキルはキャリア形成にも大いに役立ちます。より多くの国で就業機会を得るチャンスが広がるだけでなく、個性的でと特徴的な人材としてユニークな役割やポジションを担うことができるでしょう。 例えば、国際弁護士や医師(多様な外国人コミュニティを抱える場合など)、翻訳者、教師、ジャーナリスト(母国語以外の人とインタビューやコンタクトを行うことができる)、UX/UIデザイナー(異なる言語ユーザーの操作方法の理解が深まる)、外交官、研究者、または経営コンサルタントなどが挙げられます。 まとめ 子どもたちをバイリンガルに育てることは、上記のように多くのメリットがあります。幼児期から海外での生活や学習を体験させてあげることで、新しい文化に触れるチャンスを育み、言語学習とともに文化的・社会的スキルの大幅な向上が期待できます。また、記憶力や創造力、問題解決能力の向上だけでなく、将来のキャリアの発展にも大きく影響を与えることでしょう。 参考文献: Han, […]

[イベント] アボリジナルアートを題材に\英語で/お話づくり

こんにちは! オーストラリアの保育園・幼稚園へ体験入園ができるプログラム「Hello Kids」を運営するグローバルスカイ・エデュケーション株式会社から、3~5歳のお子様向け英語イベントのご案内です。 オーストラリア先住民が自然をモチーフに描くアボリジナルアートを題材に、オリジナルのストーリーを作って英語で発表してみましょう!   アボリジナルアートとは? オーストラリアの先住民により描かれたアートのことです。大自然の中で生活する彼らが、生きるために必要な情報を仲間や後世へ伝えるために描かれた絵画表現。最も代表的な手法が、ドットペインティング。絵画の構成要素は自然とのつながりを表象しますが、どれも抽象的で一見何を描いているのかわかりません。今回はそんなアートを題材に、お子さまたちの自由な発想で物語を作っていきます。   非認知能力を育むお話づくり 「非認知能力」とは伝達力・想像力・創造力・発想力など生きる力に直結する力のこと。お話作りはそんな非認知能力を育むのにぴったりの遊びです。「答えのない」絵を見て、自分だけのストーリーを作ってみましょう。大人は少し難しく感じるかもしれませんが、柔軟で自由な発想を持つお子様は楽しみながら取り組んでいただけるはずです。   こんなことをします ・物語を作るための要素を英語で学びます。 「いつ When / どこで Where / 誰が Who / […]

オーストラリアでワインを楽しむならココ!

この記事をご覧になっているということは、もしかしてワインがお好きですか? 今回は世界的に有名な老舗のワイナリーから、クイーンズランド州をはじめとする新進気鋭のワイナリーまで、オーストラリア各地にあるワイナリーをご紹介致します! クイーンズランドのワイナリー クイーンズランド州は、幅広いツーリストを惹きつける世界でも有数の観光地としてよく知られていますが、最近は各地にあるワイナリーも大変人気です。 オーストラリアでも最も標高の高いワイン産地のひとつとして知られるグラニット・ベルト(Granite Belt)は、ゴールドコーストから気軽に車で行ける距離にあり、70以上のワイナリーがあります。 グラニット・ベルトは、豊かな土壌と豊富な農産物から、ワインと食を愛する人々の楽園として高い評価を得ています。この産地は比較的標高が高いため、フレッシュな香りと力強いボディが特徴です。 グラニット・ベルトのトップ・ワイナリーには、バランディーン・エステート・ワインズ(Ballandean Estate Wines)、ゴールデン・グローブ・エステート(Golden Grove Estate)、ヘリテージ・エステート(Heritage Estate)、ヒドゥン・クリーク・ワイナリー(Hidden Creek Winery)、シンフォニー・ヒル(Symphony Hill)などがその名を連ねています。 ブリスベンには、オーストラリア全土からブドウを調達するシティ・ワイナリーがあり、近隣にはマウント・ミーのオーシャン・ビュー・エステーツ(Ocean View Estates)やマウント・コットンのシロメ(Sirromet)などのワイナリーもあります。 さらに北にあるフレイム・ヒル・ヴィンヤードは、サンシャイン・コーストの丘の上に位置しています。 その他、サウス・バーネット(South Burnett)にあるクローブリー・エステート(Clovely […]

「普段見せない表情や成長に気づき、驚きました。」

先日、Hello Kids(体験入園プログラム)にご参加いただいたファミリーから、嬉しいお言葉を頂きましたのでシェアさせて頂きます! 一言一言に熱い気持ちを込めてくださったのが、読むたびに深く伝わってきます。 ———————————— ◇ お母様より 言葉にならない程の感動をありがとうございます。 これほどまでに愛されてる実感を持って、親以外の大人と接せて、彼は本当に幸せ者です。 まさこ先生、ジョセリン先生、エイビーン先生、ゆかり先生、かすみ先生、関わってくれた全ての先生達に本当にビッグリスペクトと感謝でいっぱい。 寂しくてたまらないです! 本当にこころから miss you so much!! です。 ———————————— ◇ お父様より いつも皆様のお心遣いと温かいおもてなしに心より感謝申し上げます。 皆様の笑顔と絶え間ないサポートのおかげで、今回も時間があっという間に過ぎてしまったことに寂しさや驚きを感じています。 今までこんなにも濃厚な時間があっただろうかと、本当に言葉にならない気持ちです。 […]

オーストラリア料理と、現地の人気レストラン

オーストラリアが育んできた多文化の歴史と、変化に富んだ気候は、現地の料理にも反映されています。 また、オーストラリア料理はイギリスやヨーロッパ、アジア、中東など、さまざまな文化の影響を受け、さらに先住民の「ブッシュ・タッカー(潅木の食肉)」の流れを引き継いでいます。 オーストラリアを訪れる観光客の方々にとっては、世界一流のレストランをはじめ、あらゆるジャンルの魅力的な料理が揃っているので、飽きることなく現地での食事をお楽しみいただけることでしょう。 クリスマスには七面鳥とプディング、アンザック・デーにはアンザック・ビスケット、イースターにはホット・クロス・バンズやチョコレート・イースター・エッグなど、オーストラリアではお祝いにこのような食事は欠かせません。 また、アウトドア・ライフスタイルが好きなオーストラリア人は、ビーチでフィッシュ・アンド・チップスをつまみ、カフェで朝食を楽しみ、広い庭やテラスで友人と集まってバーベキューを満喫するのが大好きです。 一方、南方で獲れるフレッシュな牡蠣や、北方で獲れる甘みのあるバラマンディなど、オーストラリアが誇る上質な魚介類は、日本人観光客にも大変好評です。 さらに、レストラン巡りだけでなく、自分の手で獲った新鮮なシーフードを調理してもらい堪能するのもおすすめです。 オーストラリアはまた、世界有数の牛肉生産国でもあり、ブラック・アンガス牛や脂肪の多い霜降りの「和牛」など、特別な牛肉も生産されています。また、牧草を食べて育つラム肉は、穀物飼育のアメリカ産ラム肉よりも風味が強く、味わい深いとされています。 ブッシュ・タッカー(Bush Tucker)とは、オーストラリア先住民が歴史的に食べてきた、オーストラリアのブッシュや熱帯雨林で採れる伝統的な野生食のことです。彼らが食してきた動物の中には、ワニやエミュー、カンガルーなどが含まれ、クアンドング(quandong)などの果物、レモンマートル(lemon myrtle)などのスパイス、ワリガルグリーン(warrigal greens)などの野菜もよく知られています。 お気に入りのオーストラリア料理 さて、オーストラリアの伝統料理をお探しなら、下記のメニューを試してみてはいかがでしょうか? Chicken parmigiana(チキン・パルミジャーナ) チキン・シュニッツェルにイタリア風のトマトソースととろけるチーズをかけたもので、オーストラリアのほとんどのパブで提供されている。 Lamingtons(ラミントン) 四角いスポンジケーキをチョコレートアイシングとココナッツでコーティングしたもの。 Meat pies(ミートパイ) 通常トマトソースが添えられ、スポーツ会場でよく食べられる。 […]

オーストラリアの伝統と習慣に触れる

考えてみれば、日本にはお盆や七五三の風習など、ユニークな習慣や伝統がたくさんありますよね。ここオーストラリアにも、日本やその他の国から訪れる方にとってはきっと興味深い、独自の祝日や行事がたくさんあるのです。 New Year’s Day – January 1 オーストラリアでも元旦は祝日となります。大晦日(12月31日)のパーティーの翌日には、友人や家族が集い、お祝いをする習慣があります。 オーストラリアでは大晦日に花火やその他のフェスティバルなども盛んです。一方で元旦は、一般的にはややリラックスした過ごし方をする方が多く、家族でビーチに出かけたり、バーベキューやスポーツをみんなで楽しんだりするのがポピュラーです。日本のお正月とは少し趣きが異なりますね。 また、オーストラリアでは通常、企業に勤める会社員は毎年4週間の有給休暇を取得することができます。一般的なクリスマス休暇期間は12月25日から1月第1週の終わりまでですが、その前後に有給を取得して長期の休暇を満喫する方も少なくないようです。 Australia Day – January 26 オーストラリアの公式な建国記念日であるAustralia Dayは、1788年にイギリス第一艦隊がSydney Coveに上陸し、イギリス国旗が掲揚されたことを記念するものです。 しかし近年、この日はイギリス人入植者がオーストラリアの先住民に与えた影響に対して異議を唱える活動家たちの間で物議を醸しています。議論の争点は1月26日という日付と、こうした植民地主義的なルーツから脱却を図るべきだとする点です。 元旦と同様に、オーストラリア人はこの日を家族や友人と祝う習慣があります。Australia Dayには優れた功績や貢献をしたオーストラリア国民を称えるAustralia Day […]

オーストラリアへ移住するためのステップ

最近は親子留学をきっかけに、オーストラリアへの移住をお考えの方も増えているようです!今回は、オーストラリアで永住権を取得するために必要なステップをご紹介します。 移民国家オーストラリア オーストラリア政府は移民を歓迎しており、現在の総人口は約2600万人で、そのうち海外生まれの人は700万人です。ABSのデータによると、2021年現在、海外出生国で最も多いのは、イギリス、インド、中国、ニュージーランド、フィリピンの5カ国で、近年ではインドが最も急成長しています。 また、最新の国勢調査データでは、2021年に45,000人以上の日本人がオーストラリアに居住しており、そのうちクイーンズランド州には13,200人以上が居住していることが判明しています。 2022年度、オーストラリアは17万1千人の移民を受け入れましたが、多様な社会の構築を目的とした連邦政府の移民優遇政策により、その数は今後もさらに増え続けると予想されています。 移住への道 – ビジネス・技能職・中小企業経営者 オーストラリアでは、「ビジネス」「技能」「その他の移民」のいずれに分類されるかによって、永住権取得への異なる道が存在します。 クイーンズランド州では、Migration Queenslandが Sunshine State への居住を希望するビジネスおよび技能移民のサポートを州政府機関として担当しています。 また、同州の「Migration Queensland Business Program」では、「ビジネス・イノベーション」「投資家」「重要投資家」「起業家」の各ビザについて、それぞれの基準に基づいて、5年間の暫定ビザおよび永住ビザへのパスウェイを提供しています。 例えば、起業家ビザは55歳未満で、「有能な」英語力を持ち、クイーンズランド州で製品やサービスの商業化において「地元の雇用を生み出す強い成長能力」を持つビジネスを計画している申請者が対象です。優先される分野は、航空宇宙、気候変動緩和、食品・農業技術、鉱山機械、観光などです。 尚、申請者は、提案された起業活動を実現するための十分な資金と、クイーンズランド州に定住するための十分な資金を有していなければなりません。 同州の技能プログラムでは、クイーンズランド州の大学卒業者、クイーンズランド州または海外に住む技能労働者、クイーンズランド州地方で活動する中小企業経営者にビザを提供しています。例えば、クイーンズランド州の大学卒業者で、博士号またはドクター、修士号、学士号を取得し、クイーンズランド州の雇用主との雇用関係を証明できる人、英語に堪能な人、その他の条件を満たす人が対象となります。 クイーンズランド州への移住のもう一つの道は、既存の中小企業を購入する人、または前年度の売上高が20万豪ドル以上の新興企業を持つ中小企業経営者の方向けの方法です。 […]

たくさんのファミリー&実習生のみなさまへ

みなさま、今週も1週間お疲れ様でした。 週末にもお仕事のみなさま、頑張ってください!! さて、今年2023年の4月も早いもので終盤戦。 おかげさまで弊社の運営するセンターには、Hello Kids(体験入園プログラム)・Hello Kids Trainee(短期保育実習プログラム)ともにたくさんのファミリー・実習生の方にご参加をいただいております。 本当に、ありがとうございます。 実際に日本からオーストラリアへ足を運んで、現地のチャイルドケアセンターを訪れ、お子様を預けたり、保育士としてクラスで実習を行うまでには、きっとさまざまなハードルや準備があることと思います。 それらを乗り越え、さらに現地での慣れない状況に対応しながらも、新しい一歩を踏み出すことには、とても大きな意味があるはずです。 そんな高い志を持つみなさまへ、私たちスタッフは日本とオーストラリアの両方から、これからも精一杯サポートをさせて頂きます。 ご質問やご相談はお気軽にどうぞ😀(Hello Kids 事務局)

日本とはちょっと違う!?オーストラリアで人気のスポーツ

  オーストラリアを訪れたことのある方ならご存知かもしれませんが、オーストラリア人にとってスポーツは非常に身近な存在です。 ゴルフやラグビー、ランニングにサーフィン。週末ともなると、どこへ行ってもスポーツを楽しんでいる人が多く、季節が良い時期には日光浴や自然の中を散歩するなど、とにかくアクティビティが大好きな国民性と言えるのではないでしょうか。 さて、そんなオーストラリアのスポーツシーンは日本と比べてどうなのか、また、どんなスポーツが一番人気があるのか?お子様とオーストラリアを訪れる際にも、ぜひ参考になさってみてください! やっぱりAFL! スポーツ専門メディア「The Roar」によると、全豪トップの観客動員数を誇るのは、オーストラリアン・フットボール・リーグ(AFL)です。冬のトップシーズンには、1試合平均3万2000 名以上の動員数があり、2位のナショナル・ラグビー・リーグ(NRL)の平均観客数17,000名を大きく上回ります。 AFLの観客動員数は、オーストラリア第2の都市メルボルンで最も多く、毎年9月には、何と10万人(!)もの観客収容が可能なメルボルン・クリケット・グラウンドでグランドファイナルが開催されます。AFLは、ニューサウスウェールズ州、クイーンズランド州、 南オーストラリア州、ビクトリア州、⻄オーストラリア州にそれぞれチームがありますが、最も多くのチームとファンを擁するのは、このスポーツ発祥の地でもあるビクトリア州のチーム です。 しかし、AFLがオーストラリアの南部と⻄部の州で人気を博しているのに対し、NRLは東部のニューサウスウェールズ州とクイーンズランド州に、より多くの熱狂的なファンがみられます。これはNRLがシドニーでスポーツとしてデビューしたのに対して、AFLはメルボルンが発祥の地であることを反映しています。 AFLの会員数は119万人と、NRLの32万人を圧倒しています。 しかし、テレビ視聴率で見ると、NRLはオーストラリアで最も視聴されているテレビスポーツで、2022年シーズンには AFLの1億600 万人に対し、1億1800 万人以上の視聴者を集めています。ニューサウスウェールズ州とクイーンズランド州の間で行われるNRLの「ステート・オブ・オリジン」も、多くの視聴者に人気があります。 その他、オーストラリアのスポーツファンの目を引くスポーツといえば、全豪規模で行われ、国技とされている夏のスポーツ、「クリケット」です。ちなみに男子クリケットチームのキャプテンは、”オーストラリアで首相に次ぐ重要な仕事 “と評されるほど、注目を集めます。 尚、日本でも人気のサッカーは、4年に1度のFIFAワールドカップの時期になる と、非常に大きな関心を集めます。2022年度に行われた大会では、ブリスベン・メルボルン・シドニーのファンが朝4時に街頭に出て、代表チームを応援していたそうです。ベスト16のアルゼンチン戦ではおよそ170万人の視聴者を集め、2022年のSBSテレビネットワークで史上2番目に高い視聴率を獲得したそうです。 ラグビーもワールドカップを中心に注目されていますし、オリンピックでも水泳のオーストラリア代表選手が活躍しています。そのほかにもゴルフやテニス、そしてバスケットボールは国内リーグの活性化により急成⻑を遂げています。 […]