Queensland州にある日本人コミュニティとは?
BrisbaneやGold Coastで知られるQueensland州には、オーストラリアと日本を結ぶ様々な機会やコミュニティが存在していることをご存知でしょうか? 日本文化に関連するイベントや、日豪関係を促進する様々な日系コミュニティやグループ、プログラムなど、数多くの活動が実は現地でも活発に行われています。 今回は、教育関連プログラムから提携姉妹都市間での交流に至るまで、様々なコミュニティがQueensland州在住の日本人ファミリーや学生、ビジネスマンをサポートしていることをご紹介いたします。 姉妹都市間のパートナーシップ 日本とオーストラリアの間には100を超える姉妹都市・姉妹州関係があり、その多くがQueensland州に関係しています。 Queensland州と日本の姉妹都市間におけるパートナーシップは、文化、教育、ビジネスのつながりを育むために不可欠です。これらの活動は交換留学やビジネスだけでなく、知識やアイディアの交流を促進し、互いのコミュニティにとって有益な機会を創出しています。 例えば、Brisbaneと神戸市のパートナーシップは、教育機関や企業、自治体の間の結びつきを強める活動の代表例として知られています。このパートナーシップを通じて、神戸在住の学生にはQueensland州で学ぶ機会が提供され、Brisbane在住の学生は日本との交流プログラムに参加することが可能になっています。 もうひとつの代表的なパートナーシップは、Cairnsと徳島県の美波町です。Cairnsには多くの日本人コミュニティが存在し、カルチャーイベントや学生交流プログラム、観光関連の取り組みが活発に行われています。その他にも、Ipswichと練馬区、Toowoombaと高槻市、Bundabergと摂津市、Sunshine Coastと館林市など、多くの都市が姉妹都市としてパートナーシップを結んでいます。 教育機関におけるパートナーシップ BrisbaneにあるIronside State SchoolをはじめとするQueensland州にある小学校は、40年以上にわたり同州と日本の教育的な交流を促進する上で重要な役割を担ってきました。1981年に始まったIronsideの文化・言語交流プログラムでは、日本にある波賀小学校、神戸大学附属小学校、登美丘東小学校とパートナーシップを結んでおり、これまでにも様々な交流が積極的になされてきました。 2年に1度、これらの学校から生徒がIronsideを訪れ、現地ファミリー宅にホームステイをしながらクラスに参加しています。同様に、このプログラムはIronsideの生徒にとっても日本での学生生活を体験するための貴重な機会となっています。 また、Ironsideでは日本語を学ぶための語学学習プログラムも充実しており、生徒に文化的な相互理解を促し、グローバルで多様性溢れる社会を生きる上での実践的な学びを得ることができます。 また、BrisbaneにあるWellers Hill State Schoolでは、日本語イマージョン・プログラムを提供しており、生徒はオーストラリアのカリキュラムを英語と日本語で半分ずつ学ぶことができます。このプログラムはQueensland州が日本語学習に力を入れていることを示すもので、同州の日本語学習者数はオーストラリアで最も多いとされています。 Queensland日本商工会議所 (QJCCI) […]